ごあいさつ

 

時宗法主・遊行七十四代 加藤円住(他阿真円)

『二祖上人七百年御遠忌』

宗祖一遍上人は長い遊行の末に、ふと弟子の二祖真教上人に問われました。

「真教や!なむあみだ佛はうれしいかい?」と。

 

真教上人は、声もなく、ただ感謝感激して感涙にむせび、「南無阿弥陀佛」と称えた宗祖のお顔を拝しておられました。誠に美しい師弟愛の光景です。二祖真教上人が時衆教団の存続を決意されたのもこの時以来ではなかったかと思います。

 

平成31年は「二祖上人七百年御遠忌」が盛大に開催されます。

その50年に一度の御遠忌の導師を奇しくも満100歳を迎える私が務めさせていただくことは、ただ感謝するのみであります。

南無阿弥陀佛

 

 

宗務総長・総本山執事長 桑原弘善

「なむあみだ佛はうれしきか」をスローガンに掲げ、来たる平成31年(2019)に厳修される二祖上人七百年御遠忌事業も皆さまのご協力により、着々と進行しております。御遠忌とは、各宗派の宗祖の年忌を50年、100年ごとに行われる法要をいいます。時宗では、一遍上人とともに二祖他阿真教上人の御遠忌法要が伝統的に行われています。時宗における二祖上人の存在とそのご遺徳がいかに大きいかが伺い知ることができます。

御遠忌事業のひとつである御本尊修復は、宗内教師はもちろんのことですが、全国檀信徒をはじめとして藤沢市民の方々の貴重な浄財の寄進により、順調に修復が進んでおります。平成30年10月末には本堂に安置荘厳され、檀信徒の皆様に再び拝んでいただけると存じます。

また、本堂及び境内の整備、団体参拝宿泊の方々に快適にご利用いただけるように信徒会館並びに大書院の大改修、風呂場の改築をいたしました。さらに、遊行寺宝物館では、御遠忌特別展を他の博物館と連携し開催する予定です。

平成31年2月27日の開白法要から10月15日の結願法要まで約8ヵ月に亘り修行する御遠忌法要の内容は別に掲載いたしておりますのでご覧になっていただき、皆さまにはぜひとも総本山に参拝し結縁いただければ幸甚です。

さらに、2025年には総本山開山七百年という佳辰の年を迎えます。総本山では、未来構造の構築や藤沢市との連携協力などを模索していきたいと思っています。今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

                                                 合掌