法要説明

ここでは、御遠忌記念法要の中で行う礼讃・踊躍念仏について簡単に説明します。

 

六時礼讃 唐の善導大師作

 

六時とは一日を六つに分け、昼を三時(晨朝・日中・日没)夜を三時(初夜・昼夜・後夜)とします。

礼讃とは仏を礼拝讃嘆することです。時宗では六時の勤行その一ツ時に僧八人、尼八人、合せて十六人が一組となり交代でお勤めをしました。これを六時衆といいます。

礼讃勤行は僧尼の混声合唱で、日没十九拝、初夜二十四拝、中夜十六拝、後夜二十拝、晨朝二十一拝、日中二十拝と定め、浄土を思慕し礼拝讃嘆しました。

六時礼讃の前後には磬(鉦)を打ちながらお念仏を合唱します。

 

来迎讃

 

狭義には恵心僧都が編集された十六首の和讃を指しますが、時宗では日中礼讃に続いて、この和讃に念仏を挟んでとなえながら行道する法要を指します。

和讃・念仏ともに初重・二重・三重で構成され、それぞれ時宗聲明に共通した優美な旋律でお唱えする和讃です。

 

踊躍念仏

 

『聖絵』第四に一遍が弘安二年(1279)に「をどりはじめ給ひけるに、道俗おおくあつまりて結縁あまねかりければ、次第に相続して一期の行儀となれり」とあり、以来伝承して『時宗踊躍念仏儀』は今日に至っております。

踊躍念仏は日中礼讃に引続き修行するもので、調声、一番磬、二番磬と助磬三名を六役といいます。

六役は七調磬を首に掛け磬を打ち鳴らし、その磬に合わせて念仏、和讃を唱え旋律を変化させていきます。

所作を行う僧は念仏のリズムに合わせ前進後退を繰り返し念仏の喜びや有難さを表現します。